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土曜日という事もあって、会場入りが 5:00 pm からという事で、その5分前あたりから会場前で待機。友人が先行予約でチケットを取ってくれたお陰で2ケタの整理番号だったが、係員の説明によるとトリプルで発行されているとい事だった。要は同じ番号の人が3人いるという事。どういう意味があるのか。最前行けるかと喜んでいたが、それも微妙だった。いざ開場となり、小走りで中に入ったが既にど真ん中に行くのは無理で、david 側(ステージ向かって右)に着地。後ろの番号に何人か友人がいたので、5-6人で同じ場所に固まっていた。

zwan の日本公演が決まったのが去年12月の半ば。ライブまではそんなに日が無いがまだアルバムも発表されてない頃で、案の定チケットの売れ行きは悪かった。はて、どのくらい会場が埋まるのかとたまに後ろを振り向いていたが、最終的には少なくとも前ブロックは丁度よい感じで人で一杯になっていた。

ーーーーー
6:00 pm 過ぎ、ほぼ定時で暗転。「オー」「キャー」と歓声があがる。幾つかの人影がステージを横切るが、その中でもひときわ目立つ billy の影。さらに大きな歓声が。
zwan 初来日公演が幕をあけた。

D さんと「1曲目は何かね?」なんて話していたんだが、なんと mary star of the sea 。ただのロックショウでは終わらない事を既に暗示しているかのごとく、観客の度胆を抜く。みんな、食い入るようにステージを見つめていた。 billy の歌が入った時に、また大きな歓声が。観客の方をみるとみんな物凄い笑顔。2001 年10 月、突然発表になった billy corgan の新バンド zwan 。アメリカ/カナダで何回もショウをやっているが、私達日本人にとっては pumpkins 解散から2年間待ちに待ったこの日をようやく迎える事のできた、喜びに満ちた顔だった。bass の paz は、jimmy のドラムの方を向いたままでなかなか顔を見せてくれない。その横で david もうつむき、途中ドラムを見つめたりでやはり観客の方に顔をあげることはない。アルバムに入っているヴァージョンとは違う、後半部分に更に guitar の見せ場をもってきたこの曲。まるでジャムっているかのような、目の前のステージで繰り広げられるプレイに惹き付けられ、最後、guitar の音が高らかな「叫び」と変化した時に、大きな拍手が起こった。

やはり「welcome back」という言葉に尽きる。嬉しそうな billy とその横で初めて日本のオーディエンスの前で演奏する matt が満面の笑みを浮かべていた。

続いてがらりと雰囲気を変えて lyric ~ declarations of faith 。しっかし、アルバムが出て1週間も経ってないというのに、みんな曲を知っている!少なくとも最前ブロックは、皆がぴょんぴょん跳ねて大きく揺れていた。

billy が曲紹介して el sol へ。この曲は、zwan の初めてのライブ(2001年11月)から演奏されている曲だが、構成に大きな変化は無いけど、どんどん良い方へ進化している曲だとおもう。文字どおり太陽のように明るく爽やかな曲。会場もとてもあたたかい雰囲気になっていた。次にちょっとクールダウンで、never my love 。これは、 the association というグループ(?)のカヴァー曲。ミドルテンポの endless summer に続いて、settle down 。個人的にはライブで一番聴きたい曲であったが、実はこの曲中盤の jimmy のタムさばきがライブではかなりアグレッシブになるのだが、今日はアルバムにかなり近いフレーズできちりとまとめていた気がする。

そして、jesus, i。ライブで味わえる独特の雰囲気を持ったこの曲。歌詞には(勿論)宗教的なにおいがあるが、ここ日本ではこの曲はどういう風に映るのか?個人的には、変型自在なロックナンバーで、ライブでは絶対聴きたい曲である。そしてそのまま god's gonna sets this world on fire 。アルバム未収録だが、ここ最近は、jesus, i とセットで演奏されている。jesus -> god とこれまた宗教的繋がりもある曲だが、jesus より更にロック色強いハードなナンバー。フロント4人が jimmy の方を向いてひたすらギター、ベースをかき鳴らす後半部分は、兎に角格好いい。jimmy も右へ左へと首を振りながら長いロールを披露、どんどんテンションが高くなって行く。そしてまた jesus へ戻り、エンディングへ。観客も再度ヒートアップしていたが、壮絶な zwan のプレイに惜しみ無い拍手を送っていた。

ここで david がオルガンを、 paz がヴァイオリンを担当する of a broken heart 。とても切ないメロディの曲をしっとりと丁寧に billy は歌い上げていた。もともとチェロ奏者である paz のヴァイオリン演奏はかなりのクォリティで、本当に心を打つ素晴らしいものだった。そのまま djali zwan の曲として紹介された friends as lovers 。次に、david の奏でる不思議で幻想的なイントロが流れ、ガラッと雰囲気を変えるように突然 ride a black swan へ。今さらだが、この曲、なんとも言えないいいグルーブを持っている曲で、ライブ映えする最高の曲だと思う。特に、ヴァース部分後から始まるギターのフレーズが大好きで、このフレーズがあるのとないのとで、この曲の盛り上がりが随分と違ってくるのではないか、とも思ってしまう。ライブを体験して、こういった曲の合間に入るフレーズを弾いているのが殆ど david で、これは彼のアイデアなのだろうか?ちょっとしたエッセンスが気分を高めてくれる。そして、honestly へ。やはり、この曲の浸透度は高い。シングルとして相応しいポップな曲だが、観客の盛り上がり方が異常で(笑)、右や左にかなり揺れて一瞬危ない状況にもなった。サビ部分は、みんなと合唱。zwan のメンバーも皆満足そうで、笑顔がとても眩しかった。

zwan が一旦ひっこんで、アンコールへ。スローナンバーの曲が演奏され、新曲かとおもいきやアルバム未収録の a new poetry 。自分がアメリカで聴いた曲とはイントロ部分が変更されていて、随分雰囲気の違う曲になっていた。そして、まさか初日からこの曲が聴けるとは…イントロが流れた途端、隣の D さんと思わず「!?きたー!」と騒いでしまった spilled milk 。なんとも挑戦的な雰囲気で、客と一緒に作り上げて行くようなおもしろい曲。この時だけは、完璧自由に盛り上がりたくなる(毎回違う展開になるんだよね…)。

完全燃焼状態で zwan の日本初公演が終了した。なり止まない拍手に何度もお礼をし、拍手を止めない billy 。paz も大きく手を振り飛び跳ねながらステージを去っていった。billy は最後までステージに残り、最前のファン達と握手をかわしながら、去って行った。

ーーーーー
実はこのレポを書くのに2日間かかっているのですが、言い訳で申し訳ないんですが、なんか凄く書きづらいものでした。自分は何回か zwan をショウを観ているけれど、やはり初日本公演という日本人である自分にとっては本当に久々のスペシャル大イヴェントなわけで、ふつうにレポを書くつもりでいたのに、最終的には彼等のショウに没頭してしまったという感じです。↑のレポも結局何が言いたいのか判らない感じですが、どうもまとまりませんで(すみません)。やはり観客の「長い間まってました!」という表情と実際に目の前にあの zwan がいるという状況に、一瞬目頭が熱くなってしまいまして、本当に感無量でした。これからあと3公演ありますが、1公演1公演大切にじっくりエンジョイしたいと思います。

mary star of the sea
lyric
declarations of faith
el sol
never my love
endless summer
settle down
jesus, i
  > god's gonna set this world on fire
of a broken heart
friends as lovers
ride a black swan
honestly

endore:
a new poetly
spilled milk


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zepp osaka に着いたのが、開場15分前くらいだったかな?夏に開催される大阪サマーソニックの会場と同じエリアにある zepp osaka 、もうそろそろ開場だというのに、人がまばら。大丈夫か?それにしても港が近いエリアなだけに、外は風が強くて寒い。更に、今回は、自分達のチケット整理番号が遅いので、なかなか中に入れない。風邪ひきそう。

どうにか入場して、東京の友だちに頼まれた zwan のトートバッグも買えて、無事ミッション終了。このトート、とても人気ですぐ売り切れてしまう。自分のように、まとめ買いする人も沢山いたようだ。その後更になかへ。PA スペース の丁度真ん前、一段高くなっていてステージ全体が良く見えるナイス立ち位置。それにしてもあまり人がいない。最前ブロックは沢山の人で埋まっているがその後ろのブロックからはもう隙間が目立つ。ちょっと寂しい気分。

本日もほぼ定刻どおり。オープニングに david の影がステージ後ろに浮かぶ。そして、ride a black swan が始まった。昨日の東京でのショウとはまるで違うアプローチで、最前ブロックは予想通りジャンプ大会。立続けに settle down へ。なんとも美味しい曲が続いて、ロックバンドのショウらしいスタートになった。

更に、ここでもう honestly を。大合唱となった会場は見事に一体化。かなり後ろにいた自分の所にもそのポジティブな「気」が十分に伝わって来た。

次にプレイされた for your love は、アルバム未収録の静かで美しい曲。切ない感じで歌う billy の横で、コーラスを担当する paz には何かちょっと幻想的で不思議な雰囲気が漂っている。この人のキャラクターは強烈(勿論いい意味で)だ。endless summer に続いてアルバムのオープニングを飾っている lyric 。次に heartsong 。あまりライブでは演奏されていないので珍しい。コード進行が単調な曲ではあるが、 jimmy はタム中心に曲に彩りを添える程度。paz がタンバリンを叩いていたが、その姿がフリートウッドマック風(?)でなんかちょいと60年っぽい。タンバリン一つでどうしてこうも魅力的なのか(笑)。

で、「…。あ、俺か」という matt のボケ(失礼)で始まった jesus, i ~ god's gonna set this world on fire 。god's gonna... では、昨日のショウ以上に盛り上がった。やはり前の方はモッシュが始まっているし、後ろの方も「何が起きてるんだ?」といった感じで、みんなが一歩一歩前へと自然に近付いていって、食い入るようにステージを見つめていた。god's gonna... はかなりいジャムがポイントになっている曲で、毎回どんな風になるのかが楽しみな曲。かなりエキサイトできる曲なので、jesus, i のイントロが流れる度に妙にテンションがあがる。

friends and lovers に続き、riverview 。これはシカゴのとある公園(?)の事を書いたとされている曲なのだが、非常にダークな曲。最初、誰かのカヴァー曲かと思ったくらい zwan の曲のなかではかなり異色作ではなかろうか?

本編のラストは、mary star of the sea 。今日はバンド全体のコンディションがいいのか、全員のバイオリズムがぴったりと合っているかのような一体感がある。どのパートも一つ一つの音の輪郭がしっかりしていて、そしてパート同志のブレンドの仕方がとても心地よく、素晴らしい音だと感じられる。更に、この msots の後半に繰り広げられた billy のギターソロが非常に素晴らしく、壮絶なトリッキープレイもあったが、なんと言うか、仁王立ちして何かにとりつかれたかのようにギターを弾く姿でかき鳴らされる赤いフライング V から生まれる音は、恐ろしくも美しいものだった。高揚するエンディングを迎えラストへ。観客の大きな歓声が沸き起こる。本編を終えてメンバーがステージから去った後も、圧倒された驚きの表情を浮かべた皆が拍手を送っていた。

間もなくしてメンバーが再登場。気持ちを入れ替えるかのように declarations of faith 。そして paz のヴァイオリン、david のオルガンで of a broken heart で美しく締めて本日のショウが終了した。

観客の入りが少なく、途中途中でノリの悪い部分もみられたものの、ショウ自体は完璧で、個人的にいままで観て来た zwan のショウの中では最高のものの1つだった。D さんとショウが終わったあとも「すげー」「すげー」を連発していたが、本当に amazing の一言。日本公演 2日目にして、なんとも満足度の高いショウを観せられ、zwan の凄さを感じた1日でした。

ride a black swan
settle down
honestly
for your love
endless summer
lyric
heartsong
jesus, i
  >god's gonna set this world on fire
friends as lovers
riverview
mary star of the sea

encore:
declarations of faith
of a broken heart


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この日の自分のチケット、これまた D さんが取ってくださいましてなんと整理番号1ケタ。しかし、実際に自分がショウを観ていたのは、 PA の後ろ側。実は、この日にサウンドチェックにお邪魔させていただきまして、ショウのギリギリまでステージの裏にいました。jimmy の interview ページにある本人の写真は、この時に撮らせていただいたものです。サウンドチェックの事に関しては別ページにちょっとだけ御紹介してますのでここでは割愛を。

本日は、全体的な感想を。立っている場所的にはそんなに悪い場所ではないのだが(PA の近くだし)、なんか微妙に音の全体のバランスが悪い気がした。丁度大阪のショウの後なので、余計比較しやすいのだが、大阪ショウでも書いた「ブレンド感」が悪く、特にギターの音が…よくない。ヴェニュー自体に問題が有るのかもしれないが、3人もギターがいるバンドとしてはかなり問題。2曲目の lyric のイントロも、ガリガリいってるし、なんか勿体無い。それでも、baby, let's rock や come with me 等がプレイされ、いつも何故か他と違う曲を演る率の高い名古屋ならではの内容だった。その come with me では、david がハーモニカを担当。やっぱりこの人は芸達者。なんでも出来るんだな…。

歌詞を間違えて、paz に「なんで?」って顔されてたり、ギターが入るタイミングを間違えたり、と billy のミスは目立つし、jesus, i に至っては、折角 david がクールなイントロを弾いているというのに、他のメンバーは喋ってるし(その喋ってる声が自分の所にまで聴こえてくるってどういう事??)なんか緊張感がない。特に D さんと前回の大阪ショウに関してその「緊張感」について熱く語っていた後の事だったので、同じバンドと思えない雰囲気の違い。それでも、逆にホーミーでもあるので、それはそれでアリなのかもしれないけれど(笑)。

この日、 jesus, i に続いて演奏されたのが god's gonna set this world on fire ではなく、アルバムどおりに mary star of the sea 。今までにこのパターンで聴いた事がなかったので(これも名古屋マジック?)新鮮ではあったけれど、やはり mary star of the sea には強烈なパワーと独立した魅力が満載だし、1曲として聴きたかった。

アンコールには、美しい friends as lovers そして、東京の初日公演にも演奏された a new poetry 。また、メンバーが一旦引いて再登場した後には、復活 spilled milk 。この曲のみ前の方に移動して、matt 側の会場の壁扉側で斜めから拝聴。スピーカーから出る音をダイレクトに聴いていると、…そんなに悪く無い(笑)。特にバスドラの音は腹に響くナイスな音で、とてもいい。最初っからここで観てれば印象も変わったか?今日は案外短かめの spilled milk だったが、この曲、やはりラストの曲だと判っていてもついつい盛り上がってしまう曲だ。

終わりよければ全てよし…ということで、なんだかんだで楽しめたショウだった。 billy も長い間ステージに残り、オーディエンスの歓声に答えていた。明日はとうとう東京で日本公演のオーラス。自分達は今日中に東京へとんぼ帰りです。

endless summer
lyric
el sol
baby, let's rock
riverview
settle down
honestly
come with me
of a broken heart
ride a black swan
declarations of faith
jesus, i
  > mary star of the sea

encore 1:
friends as lovers
a new poetry

encore 2:
spilled milk


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今日の東京は、寒い。とっとと中に入りたいが、liquid room の入り口は狭く、開場ギリギリまでは外か別の場所で待つしかない。チケットの整理番号が2ケタなので、早めに建物の中に入れるのだが、この liquid 、建物の7階にあって更に途中 7M というビミョーなフロアがある為実質8階に位置する。そして開場時間まで liquid room の入り口扉前で待つ事になるのだが、そこへ移動するためには、階段を使わないとならない。階段をひたすら上る。これが…辛い(笑)。特に自分のような決して若くない人間には拷問に近い。

息ギレで7階まであがり、落ち着く時間もなく開場。チケット半券を切ってもらってダッシュ(危険なので真似しないで下さい)。ステージ向かって左に向かう。とりあえず好位置。日本公演最終日はとにかくじっくり楽しませていだたく。ここからなら、師匠のドラムもバッチリ見える。ふと後ろを振り向くと入り口付近まで人が溢れかえってる。当初チケットの売れ行きも悪かったし、実際 zwan が zepp tokyo でライブをやった後も、liquid ショウのチケットは余裕で買える状態だった。でもこの1週間のうちに何か起きたのか?きっと口コミで最終的にここまで埋まったのだろう。感無量。

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最後もほぼ定時で暗転。うわっと人が動き、最前のショボいポール(冊)がぐらりと歪む。始まる前からかなりヒートアップ。メンバーがあらわれると、更に大歓声。歓声というか、雄叫び。そんな中、大道の lyric でジャパンツアー最後のショウが始まった。サビの部分では合唱。ポジティブなエネルギーが満ちあふれていて、見事に会場一体化。3曲目の el sol までこの調子が続く。今までになかったくらい人も降ってくるし、若いファンがかなりハイテンションになっていた。

for your love を挟み、settle down 。最初の zepp tokyo のレポでも書いたが、結局、jimmy はこの settle down は4公演ともほぼアルバム通りにプレイしている。今までアメリカで観て来たショウでは、間奏部分のフレーズは意外とフリースタイルで、調子がいい時、ノリがいい時には彼の見せ場になるのだが、今回はそういった場面は結局なかった。

しかし、ここまで一貫して彼のプレイが安定していた事は今までに無かった気がする。過去のレポートを観ていただければわかるが、悪い時は本当に最悪だし、場合によっては曲が崩壊してしまう時もあったが、今回に関しては皆無。途中かなりふんばっている顔をしている事もあったが、彼の一番いい状態のドラミングが観られたことは本当に嬉しい。

endless summer の時だったかと思うが(違ったらすみません)、ステージ上のライトが全部消えてしまうというハプニングがあり、それも結構長い間だったので心配してしまったが、またライトがつくと billy がガッツポーズ(笑)。いやはや、停電にならなくて良かった。

今回は、また戻って jesus, i ~ god's gonna set this world on fire という流れ。やはりこっちの方がしっくりくる。今日のようなしょっぱなからハイテンションの時は、この god's gonna... がハイライトになる。そして今回の日本公演ではこれまた初披露の love lies in ruin 。そして honestly 。 there's no place that i could be without you というフレーズはもうお馴染み。一緒に歌い、このハッピーな時間をみんなで分かち合っているような感じだった。静かな friends as lovers で、本編は終わった。

でも勿論これで終わるハズもなく、再びメンバーがあらわれ mary star of the sea 。美しい赤いフライング V を弾く billy が丁度自分の前あたりに立ってプレイしてくれた。大阪公演の時と同じくらいの素晴らしいソロ。この時ばかりはみんなじっと billy を見つめて、その美しいフレーズに酔いしれていた。

これで終わりかと思いきや、再びアンコールで ride a black swan 。そしてこれだけ盛り上がれば演るしかないでしょう spilled milk 。この曲をやるかやらないかで、ショウの出来が計れるのだが、日本で演奏されたのは3回。そして、唯一演奏されなかった大阪公演も個人的には「ベストアクト」だと確信しているので、トータル的に大成功と言えると思う。

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チケットが売れない、アルバムが発表された直後の来日ということで、盛り上がるのか、そもそも観に来る人はいるのか?とハラハラしていたのだが、それはアホな心配に終わった。そしてここまで盛り上げたのは、若いファンが中心だと思う。まだ、zwan を聴いて zwan のファンになったという人はごくわずかだと思うけれど、着実に pumpkins から zwan へ渡る橋は完成されつつあると思う。そこから誘導していくのは、若い pumpkins ~ zwan ファンだと思うし、そうあって欲しいと思う。

こちらのサイトに書くのもなんなんだが、zwan.jp のサイトをやっていて気になっていたのだが、zwan のファンサイトを運営しているのは明らかに自分より若い人ばかりだし、アメリカのショウを見に行っても20代前半の若いファンが目立つ。その時に、pumpkins ファンから zwan ファンへと牽引しているのが確実に若いファンだしその流れが既に出来上がっているように思っていたので、ちょっとばかり「出遅れてる?」と焦った事もあったし、果たして日本ではそうできるかと心配していた部分もあった。だが、本当にアホすぎる心配だったようで、日本でも全く同じパターンが出来上がっていた。いや、勿論自分だって zwan が大好きだし、日本公演がこんなにも素晴らしい結果になるとは予想してなかったけど、素直に嬉しいし、これからだって今までどうりにショウへ足を運ぶし、サイトも運営していくのだけれど、若い人のエネルギーに是非期待したい(笑)。バンドだってそれを望んでいるはずだし、それによって、zwan は zwan の新しいステージに向かっていけると思っている。

lyric
declarations of faith
el sol
for your love
settle down
endless summer
of a broken heart
jesus, i
  >god's gonna set this world on fire
love lies in ruin
honestly
friends as lovers

encore1:
mary star of the sea

encore 2:
ride a black swan
spilled milk


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